放課後の子どもたちに安全で安心な居場所を
共働き・ひとり親家庭の増加、核家族化のなかで、学童保育の果たす役割はますます重要になっています。相次いで起きた登下校時の痛ましい事件などから、放課後の子どもの安全を確保する必要性も高まっています。
このようななか、学童保育では「安全で安心な生活の場を確保する」と国がガイドラインを示した点は、不十分ながらも一歩前進です。
扇学童・藤沢学童の改善を早急に
私は、これまでも指摘してきた定数超過施設の問題で、特に「扇学童、藤沢学童保育室は、早急に改善すべき」と市長に質しました。木下市長は「学校の余裕教室を活用する方向で、学校側と協議し計画的にすすめていく」と答え、改善の方向で取り組んでいることを明らかにしました。
老朽化施設への対応を求めたことに対して市長は、「監査委員から指摘も受けており、今後改善の方向で検討を考えている」と答弁。
私は、待機児童の問題や生活の場にふさわしい施設・設備の拡充・指導員の条件整備など学童保育の質の向上が求められていることを指摘しました。
市長は「ガイドラインに示された方向で努力する」見解を示しました。
高齢者から医療奪う「後期高齢者医療制度」の中止・撤回を
来年4月から実施される「後期高齢者医療制度」は、75歳以上の人を国保や健保から追い出し、際限のない負担を押しつける一方で、必要な医療を受けられなくする空前の改悪です。
私は、埼玉県の保険料9万4千円は、国平均7万4千円を大きく上回ること、低所得の人は現行の国保税と比較して大変な負担増になることを指摘。 市長は保険料について「低所得の人は負担増になる」と制度の問題を認める答弁でした。
命に関わる保険証の取り上げやめよ
保険料滞納者から保険証を取り上げ資格証明書を発行する問題で、私は「保険証の取り上げは命にかかわる事、資格証の発行は止めるべき」と質しました。 市長は資格証の発行について「払いたくても払えない状況の人もいる。訪問などで個々の生活実態を把握し十分に配慮する」と答えました。