保険料改定で後期高齢者保険料は引き下げに(3月議会の一般質問)
私は、保険料改定となる後期高齢者医療制度の問題と、全国学力テストについて質問しました。 08年、自公政権は、社会保障費を抑制させる政策として後期高齢者医療制度を導入。75歳以上のお年寄りを別枠の医療制度に追いやり、負担増と差別医療を押しつける制度への怒りの声がひろがり、政権交代となりました。
後期高齢者医療制度廃止
が先き送り
民主党は制度廃止を公約に掲げ政権についたにも関わらず、制度廃止の先き送りを明言。 保険料は09年度に比べ、13・8%、平均8556円引き上がると厚生労働省は試算しています。
私は、埼玉県の保険料改定はどうなるのか、軽減制度は継続されるのか質問。
木下市長は、剰余金などを活用し、均等割りを2230円、所得割を0・12%引き下げると答弁。保険料は年額で平均2621円引き下がります。保険料軽減策は新年度以降も継続されることも明らかにしました。
保険料滞納者に正規保険
証の交付を
制度実施から2年が経過し、保険料の滞納者が2万8千人を超え、市でも長期滞納者が生まれています。この点を指摘すると、市長は問題を認めながら、「保険料の軽減策は続ける。制度は今後も継続するのが望ましい」と答えました。
長期滞納者に正規保険証を交付するよう安道議員が求めると、国・県同様に正規保険証を交付することを約束。
医療費は無料が当たり前
の社会を
欧州などでは、医療費の窓口負担は無料・低料金が当たり前になっています。先の総選挙で国民はいのちを大切にする政治を求めました。せめて、高齢者や子どもの医療費は無料にすべきです。さらに、新政権は国民の願いに応え、後期高齢者医療制度は直ちに廃止すべきです。
全国学力テストは抽出方
式に
07年度から実施してきた全国一斉学力テストについて新政権は、「抽出方式でも全国の傾向はわかる」として、10年度から悉皆調査から抽出調査に切り替える方針です。教育の現場に無用の混乱とゆがみをもたらしたことからみて当然です。
私は、入間市の学力テストはどうなるのか教育長に質問。教育長は抽出方式で行う事を明らかにしました。抽出校は、小学校で3校、中学校は2校に。共産党はこれまで学力テストについては、調査のためなら抽出で十分であると訴えてきました。